甲冑は「人間が着用する」ものなので、身体にフィットさせるには
各パーツは、複雑な曲率を持つ事になります。
まあおおむね「板をまげた」状態のパーツがほとんどですが、
これを筆塗りすれば、凸状態なら漆はふちに流れるし、
凹状態なら、真ん中にたまる事になります。
凸状態でふちに流れるのは、ふちにたまった漆のバリを
取り除けばOKですが、問題は凹状態を塗る時。
真ん中にたまった状態で乾くと、
当然元の曲率がおかしくなるばかりか
漆が厚くなりすぎて、表面にしわが寄ったような
不細工な状態になってしまいます。
特に肩パーツや草摺は、サイズと曲率の問題なのか
結構この状態が出やすい様です。
とりあえず、肩と草摺の裏のムラは直す事にしました。
やっぱ気になるところは、気の済むまで解決しておかないと
どうせ後で後悔するのは目に見えてるんで。
また漆が必要だなぁ…これで10本越えは確実です。
2010年2月18日木曜日
悩ましき三次元曲線
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